設計の思い

〝ヒューマンスケール〟で
 考える

池田 麻衣子

設計課池田 麻衣子maiko ikeda

お客さまのライフスタイルを
知ることから

建売分譲住宅や公共建築の設計を経験してきたのですが、そこに住むお客さまと顔を合わせながら、ご家族のための住まいを設計したいと思い、現在の注文住宅の設計グループに来ました。お打ち合わせでは必要な部屋の種類や数を伺う他に、新しい住まいでどんな時間を過ごされたいと思っているのか、そのイメージやお好きな音楽、ファッション、くつろぎながらされることなど、お客さまならではのライフスタイルを知るために雑談を交えていろいろなお話をするようにしています。

所作をイメージしながら

設計を進めるときに私が大切にしているのは“ヒューマンスケール”です。たとえば、住まいの中で何を目にしながらどう歩くか、その場所でどう手を動かし、どんな所作をするのか、廊下の角をどう曲がり階段を上がりきった後でどう進むか―その家で実際に人が動作する様子をイメージしながら、広さや高さ、幅、窓の位置などを考えていきます。ただ数字の上で各部屋の帖数だけが確保されていても、暮らしにくかったらその数字に意味はありません。本当の心地よさは“ヒューマンスケール”とリアルな暮らしのイメージから生まれるものだと思っています。

その住まいが街並みを引き立てるように

建物の外観デザインは、とても大切だなと思います。お客さまにもご希望があると思いますが、ただお客さまのお好みだけで決めてしまったら、街並みに合わないものになる可能性があります。街並みに違和感なく溶け込み、近隣の方や前を歩く方からも気に入っていただける外観デザインが必要ではないでしょうか。それが新しくその街に住むことになるご家族の満足にもつながるのだと思います。時には勇気を持って、こちらのほうがよくありませんかと、ご提案したいと思っています。1軒の素敵な家が起点になって街並みが美しく整っていくことになれば、設計を担当した者としてこれほど嬉しいことはありません。

設計課池田 麻衣子

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